卵子・精子の凍結とは?
卵子や精子を医療環境下で凍結保存し、将来の妊娠に備える方法です。
精子凍結技術は比較的早く確立され、不妊治療の分野で広く活用されています。一方、卵子凍結技術はここ10年ほどで安定し、成熟してきました。凍結技術の進歩により、多くの女性が将来の出産に備えて卵子を凍結することを選択するようになっています。
欧米では、卵子凍結は以下のようなケースで広く用いられています:
- がん患者: 治療前に卵子を保存し、将来の妊娠の可能性を確保
- 社会的卵子凍結: まだ適切なパートナーに出会っておらず、将来結婚または出産を計画している女性向け。
卵子凍結をおすすめする方
- 放射線治療や抗がん剤治療を予定している方、または重い病気を抱える方
- 良性卵巣腫瘍、子宮内膜症、チョコレート嚢胞など卵巣手術を受けたことがある方
- 染色体異常や家族歴があり、早期閉経のリスクがある方
- キャリアやライフプランの都合で出産を先延ばしにしたい方
- 卵子提供に参加を希望している方で、事前に卵子を保存しておきたい方
精子凍結をおすすめする方
- 重い病気にかかっている方、または放射線治療・抗がん剤治療を予定している方
- 重度の乏精子症の方
- パイプカット術を予定しているが、生殖を希望する方
- 仕事で長期間家族と離れて生活する必要がある方
- キャリアやライフプランの都合で精子を保存したい方
- 精子提供者として保存を希望する方
まずは医療チームに相談してみませんか?


